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在宅医療とは

医療には3つの形態があります。外来医療と入院医療、そして「在宅医療」です。

在宅医療とは、身体の機能が低下し、通院が困難な患者さんの自宅に医師が訪問して行う医療のことです。

往診※1は以前からありましたが、状態が落ち着いているときにも定期的に訪問する「訪問診療※2」が定着するようになってから、飛躍的に在宅医療は発展することになりました。「訪問診療」を十分に行うことで、患者さんの状態の悪化を未然に防ぎ、落ち着いて在宅で療養する期間が長くなります。

※1 : 急な発熱などの際、患者やその家族からの求めに応じて、医師が訪問して医療を行うこと。
※2 : 医師が定期的、計画的に訪問して医療を行うこと。

どんな人が受けられるの?

疾病や傷病のために、通院が困難な状態であると主治医が判断した場合に利用できます。重症度、要介護度等による基準はなく、認知症などで判断が難しく、通院が困難な場合も対象となります。(詳しくは、かかりつけ医または船橋市在宅医療支援拠点ふなぽーとにご相談ください。)

なぜ今、在宅医療なのか

2025年(令和7年)の船橋市の姿 ①75歳以上高齢者の増加

2025年(令和7年)には、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、医療や介護が必要な方が、今後ますます増えることが予想されます。

2015年(平成27年)と2025年(令和7年)の比較をすると、高齢者全体の人口が17,016人増加し、高齢化率が24.2%となります。また、高齢者全体のうち75歳以上の方が占める割合は、約44%から約61%へと変わります。

2025年(令和7年)の船橋市の姿 ②ひとり暮らし高齢者の増加

2015年(平成27年)と2025年(令和7年)を比較すると、ひとり暮らし高齢者は、13,864人増えて48,225人になり、高齢者のみの世帯も増えていくと予想されます。

2025年(令和7年)の船橋市の姿 ③認知症高齢者の増加

2025年(令和7年)には、高齢者のうち約4人に1人が介護の必要な状態に、また、高齢者のうち約6人に1人が認知症になると予想されます。

在宅医療のニーズ

住み慣れた自宅での生活を希望する方は、介護が必要な方も含め、高齢者全体の80.3%を占めています。多くの方が、ひとり暮らしで介護が必要になったとしても、住み慣れた地域で暮らし続けたいと望んでいます。

ひまわりネットワークの取り組み

船橋在宅医療ひまわりネットワークでは、上記のような将来予測や市民の皆様のニーズに対して、住み慣れた地域で安心して住み続けられるように、様々な活動を行っております。詳しくは、「ひまわりネットの活動」をご覧ください。